先日、ふるさと納税の京野菜を送っていただいた中に大量のミントが入っていました。とても香りが良く、嬉しかったのですが…、すぐに使い切れる量ではありません。
最初は保存方法を調べていたのですが、どんどん茶色くなってくる。これはマズイと思い、大量消費する方法を探してみました。
大量に手に入ったミント、すぐに使わないときの対処法をご紹介します!
ミントは乾燥させると長持ち!その用途は?
ミントの葉は、乾燥させることで長持ちし、あらゆる使い方ができるので焦って使わなくても良くなります。
どのような用途があるかを紹介してみます。
- ティー・ハーブティー: 乾燥ハーブをお湯に浸して、リラックス効果や健康効果のあるハーブティーとして楽しめます。
- 料理の香り付け: さまざまな料理に加えて風味を豊かにします。特にスープ、ソース、マリネなどに使われます。
- ポプリとして: 香りの良い乾燥ハーブを組み合わせて、部屋に自然な香りを広げるために使用します。
- アロマセラピー: 精神的なリラクゼーションを促進するために、香り袋やアロマオイルとして使用します。
- 自然な家庭用洗剤: レモンバームやラベンダーなどの抗菌性のあるハーブを使って、安全で自然なクリーニング製品を作ることができます。
- ハーブバス: 皮膚の健康を促進し、リラックスするための入浴剤として使用します。
- 自然な虫除け: ハーブの中には、天然の虫除けとして効果的なものがあります。例えば、ミントやシトロネラがこれに該当します。
- 薬用: 一部のハーブは消化を助けたり、睡眠を促進したりと、健康上の利益を提供します。
- 肉や魚の保存: 特定のハーブは、その抗菌性により食品の保存に役立ちます。
- ハーブバターまたはハーブオイル: ハーブをバターやオリーブオイルと混ぜて、風味豊かな調味料を作ります。
- 自家製ドレッシングやビネガー: 乾燥ハーブを使って、サラダ用のドレッシングや風味付けビネガーを手作りします。
- 自然な染料: 一部のハーブは、衣類や布を自然に染めるのに使うことができます。
- キャンドル作り: ハーブをキャンドルに練り込むことで、香り付きキャンドルを作成し、その香りで癒し効果をもたらすことができます。
- ヘアリンスとして: ローズマリーやラベンダーなどのハーブは、髪を洗う際のリンスとして使うことができ、健康な髪を促進します。
- ギフト: 乾燥ハーブは美しくパッケージングすると、自然を感じる素敵なギフトになります。
ミントは乾燥させることで用途が広がりますね!ミントの葉を乾燥させる方法にはいくつかあります。手軽に試せる方法を紹介しますね。
乾燥ミントの作り方
ミントの乾燥方法は3つあります。
自然乾燥法
- 収穫後: 新鮮で健康なミントの葉を選び、茎ごと切り取ります。
- 洗浄: 葉を冷水で優しく洗い、汚れや虫を取り除きます。
- 水分除去: キッチンペーパーで葉を包み、余分な水分を拭き取ります。
- 乾燥: 葉を茎ごとひもで束ね、風通しの良い暗い場所で逆さまに吊るします。乾燥には1〜2週間かかることがあります。
注意点は以下になります。
1:適切な場所を選ぶ
乾燥させる場所は、直射日光を避け、良好な通風が確保されていることが重要です。直射日光にさらされると、葉の色や香りが損なわれる可能性があります。
2:湿度を考慮する
高湿度の場所では葉がカビや腐敗のリスクが高まるため、乾燥中は湿度が低いことが望ましいです。
3:通気性を確保する
葉を束ねて吊るす際は、空気が各葉の間に流れるように少し間隔をあけます。これにより、均等に乾燥させることができます。
4:定期的なチェック
乾燥の進行を定期的に確認し、問題があれば環境を調整します。乾燥が不十分な場合はカビが生じるリスクがあります。
5:完全に乾燥させる
葉が完全に乾燥しているかどうかを確認します。葉がパリパリになり、簡単に折れるようになれば乾燥は完了です。
これらの点に注意して乾燥させることで、ミントの葉を長期間保存し、その風味を最大限に活かすことができます。
オーブン乾燥法
- 準備: オーブンを非常に低い温度(50°C程度)に設定します。
- 洗浄: 葉を洗って水分を拭き取ります。
- 配置: 葉をオーブンのトレイに一枚ずつ並べ、トレイをオーブンに入れます。
- 乾燥: 約1〜2時間乾燥させ、葉がパリパリになるまで定期的にチェックします。オーブンのドアを少し開けて、湿気が逃げるようにします。
オーブン乾燥法でミントの葉を乾燥させる際には、以下のポイントに注意してください。これらを守ることで、葉が均一に乾燥し、色や香りが良好に保たれます。
1. 低温で乾燥させる
- オーブンの温度はできるだけ低く設定してください(50°Cから最大でも100°C)。高温で乾燥させると、葉が焦げたり、必要な香り成分が失われたりする可能性があります。
2. 葉を均一に配置する
- 葉が重ならないように、オーブンのトレイに一層に広げてください。これにより、葉が均等に乾燥しやすくなります。
3. オーブンドアを少し開ける
- オーブンのドアを少し開けておくことで、湿気が逃げやすくなります。これにより、より効率的に乾燥させることができます。
4. 定期的な監視
- 乾燥の進行状況を定期的にチェックしてください。オーブンによっては、熱の分布に差があり、一部の葉が他の部分よりも早く乾燥することがあります。
5. 葉の状態を確認
- 乾燥が進むにつれて、葉がパリパリとした質感になり、簡単に折れるようになることを確認します。これが完全に乾燥したサインです。
6. 冷却後に保管
- 乾燥後、葉をオーブンから取り出し、完全に冷めるまで放置します。冷めた後、空気が入らないように密閉容器に入れて保存してください。
オーブン乾燥法は比較的迅速にミントの葉を乾燥させることができますが、上記のような注意点を守ることが重要です。これにより、品質を損なうことなく、効果的に乾燥させることができます。
食器乾燥機使用法
- 洗浄: 葉を洗って水分を拭き取ります。
- 配置: 葉を食器乾燥機のトレイに広げます。
- 乾燥: 低温設定で30分から1時間程度乾燥させます。
通常、食器乾燥機を使うことはあまり一般的ではないかもしれませんが、実際には低温でゆっくりと乾燥させる機能があれば、ミントの葉を乾燥させるのに使用することができます。ただし、食器乾燥機の温度設定や風の強さによっては、葉が適切に乾燥しなかったり、熱でダメージを受けたりする可能性があるので注意が必要です。
もし食器乾燥機を使う場合は、以下のポイントを確認してください:
- 低温設定: 葉が焼けないように、可能な限り低温で設定します。
- 広がり: 葉が重ならないようにトレイに一層に広げます。
- 監視: 乾燥の進行を定期的にチェックし、必要に応じて様子を見ながら時間を調整します。
しかし、もっと伝統的な方法として、自然乾燥法やオーブンを使った方法が一般的です。これらの方法では温度や湿度のコントロールがしやすく、葉の香りや質感をより保つことができます。
特に自然乾燥法では、自然な風味が保持される傾向があります。
どの方法を選んでも、乾燥したミントの葉は密閉容器に入れ、直射日光を避けた冷暗所で保存してください。乾燥ミントはお茶や料理の香り付けに便利ですよ!
ミントを大量にもらった!すぐに使わない時の対処法まとめ
ミントの葉が大量に手に入った時は乾燥させるのがおすすめです。
- ミントの保存法: ミントは乾燥させることで長期間保存可能となり、すぐに使い切れないときの対処法として有効。
- 乾燥ミントの用途:
- ハーブティーとしての利用
- 料理の香り付け
- ポプリ
- アロマセラピー
- 自然な家庭用洗剤
- ハーブバス
- 自然な虫除け
- 薬用
- 食品保存
- ハーブバターやオイルの作成
- 乾燥方法の紹介: 自然乾燥法、オーブン乾燥法、食器乾燥機を使用した乾燥法。
- 自然乾燥法の詳細: 新鮮なミントの選択、洗浄、水分除去、ひもで吊るして乾燥させるプロセス。
- 自然乾燥法の注意点: 適切な場所の選定、湿度の管理、通気性の確保、定期的なチェック、完全な乾燥の確認。
- オーブン乾燥法の詳細: 低温での設定、葉の均一な配置、オーブンドアの開放、定期的な監視、冷却後の保管。
- オーブン乾燥法の注意点: 温度管理、葉の配置、湿気の排出、乾燥状態のチェック。
- 食器乾燥機の使用: 低温での乾燥設定、葉の配置、進行の監視。
- 乾燥ミントの利用: 乾燥したミントの葉はお茶や料理の香り付けに便利であり、密閉容器に入れ、冷暗所で保存する。
大量のミントを効果的に保管し、多様な用途で活用してみてくださいね!